2005年07月12日

山崎養世さんの「どこに行く郵政民営化」を読んで

 わずか5票差で郵政民営化法案が衆議院で可決してから、この方の意見が聞いてみたい!と思い続けて、HPを毎日のぞいていましたが、やっと、今日『山崎通信』が届きました。友達に郵政民営化法案に反対なんだと伝えても、今ひとつ論理性に欠ける私の話。自分で自分にいらいらしていましたが、山崎さんの意見は、単なる反対ではなく、対案も示していて、説得力があります。
 私と同年代の山崎さんが、そのHPで“皇太子・百恵世代”のわたしたちにできることは?と題されて書かれている内容には、とっても賛同しました。そこには
 
“不条理な社会のシステムには、おかしいとはっきり声を上げること”
“自分の保身のためではなく、公=おおやけのために果敢に行動すること”
“他人に依存しないで、自主・独立の信念をもって、地域や職場をひとつひとつ改善すること”
ではないでしょうか。このことは、こころあるみなさんなら、既に気づいていることであり、“そうしたいんだが、いまひとつ、ふんぎりがつかなくってね”といった気分が世の中を支配しています。
 
と書かれています。山崎さんの主張されている金融のお話は、ふつ〜の私たちには遠い話のように感じますが、書かれている内容を読むと、とっても人間の暖かさのようなものを感じ、こういう方が政治の場で活躍してもらいたいとつくづく思います。
 昨年、市民の署名により周南市議会の解散が決まった時、新聞社に感想を聞かれて、とっさに出た言葉も「おかしいことにはおかしいと声をあげればいいんだ。」でした。もっと気のきいたことでも言えればいいのに、と情けなく思っていましたが、後日、山崎さんのHPで上の文章を読んで、私が言ったことと同じようなことが書いてあり、とっても感動しました。やっぱり同年代だからかな?ほんとにちょっとしたことで世の中を支配しているこの気分は変えられるはず、と信じているけれど、日々の仕事に追いかけられて、そんなこと、考えている場合じゃない、お金がない!時間がない!と、あっという間に1日が終わります・・・。
 
 それでも、ここのところの郵政民営化法案については、いろんなことを考えさせられました。テレビに出る評論家の方にはやはり郵政民営化に賛成だという方が多い中、どうしても小さい政府や民営化や規制緩和と叫んでいる方が古くさく感じてしまい、以前も書きましたが、そんなに好きではなかった野田聖子さんの10年後の国のあり方に対する考え方の方が新しいカンジがしてしまうのです。その後、たまたま、NHKのクローズアップ現代を見そこなって、内橋克人さんの本を読みましたが、その思いは強くなりました。
 山崎さんは、郵政民営化に関する特別委員会に出席された際の感想にピグーのことやケインズのことを書かれていましたが、内橋克人さんは、ミルトン・フリードマンのことを書かれていました。経済学なんて勉強したこともない私にはとても新鮮な話でしたが、経済学を学んだ友達からすると、何をいまさらというところでしょう。今まであまり本を読むことのなかった私ですが、国のあり方にも、いろんな経済学者の考え方が影響を与えていると思うと、もっと勉強してみたい気がしてきます。
 5票差だった日からたくさんHPを更新されている森田実さんの書かれていた関岡英之著「拒否できない日本」も読んでみたいです。郵政民営化や経済学やアメリカ政府の年次改革要望書や、毎日の生活には何ら関係しないことだけど、なんだかもっともっと知りたいと思うのです。そして、これからの国のあり方や私たちの暮らすこのまちのあり方について、もっともっと考えたいと思います。


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